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HELMETS

ヘルメット

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ヘルメット | テクノロジー

1 DUAL DENSITY | EPS CORE

デュアルデンシティ | EPSコア

安全性、品質、軽量性を高めるため、ルディプロジェクトのヘルメットはすべて最先端のEPS多層成形テクノロジーを用いて製造されます。新作ヘルメットの「エゴス」は、通気性能と衝撃吸収性能を高めるため革新的な内部構造を持つ2重EPSコアを備えています。

2 3D AIR FRAME | adaptive band

3Dエアフレーム | アダプティブバンド

より高い通気性能を目指してヘルメットの設計を見直し、開発された新技術です。フロントのポートからヘルメット内側の通気チャンネルまでスムーズにつながる3D構造で通気性能を高めて汗の素早い蒸発を促します。また、このアダプティブバンドはヘルメット後部のリテンションシステムと一体化しているので、ヘルメットがずれることなく、安全性や頭の周囲全体の快適さも高まります。

 

3 RSR MICRO 11 | retention system

RSRマイクロ11 | リテンションシステム

丈夫かつ軽量でコンパクトな新型リテンションシステムです。縦方向のフィットを調節する機能も備え、ラチェットホイールは片手で簡単に回して調節でき、ヘルメットを頭に完璧に素早くフィットさせることができる、極めてユーザーフレンドリーなシステムです。

4 ERGO DIVIDER | sTRAPS

エルゴディバイダー | ストラップ

新型のエルゴノミック形状のストラップディバイダーにより、肌を締め付けることなく、しっかりとヘルメットをフィットさせることができます。
一度あなたの頭に合わせて調節しておくだけで、ヘルメットを着けるたびに調節に手間取ることから解放され、ライディングを楽しむことに集中できます。

5 FIDLOCK® | cHIN buckle

FIDLOCK | チンバックル

コンパクトな最先端のバックルで、爪の代わりにマグネットで固定するので、もしグローブを着けていても片手で直感的に操作できます。手間取ることなく瞬時にヘルメットを着けられる、信頼できて快適で安全性の高いシステムです。

6 EYEWEAR PORTS

アイウェアポート

1985年からアイウェアとヘルメットの両方を開発し続けており、ほとんどのヘルメットにはアイウェアを安全に収納し簡単に取り出せるポートが備わっています。

7 HELMETS-EYEWEAR | POWERFLOW TECHNOLOGY

ヘルメット-アイウェア | パワーフロー テクノロジー

ルディプロジェクトのサングラスには、フロントの上端に垂直の通気チャンネル「パワーフロー」を備えたモデルがあり、ヘルメットと組み合わせることで空気の流れを最適化できます。

aero helmets

エアロダイナミクスと内部の空気循環のどちらを優先するか?

この二つの相反する要素をどうバランスするかは、いつもエアロヘルメット開発の悩みのたねです。
例えば、内部の空気循環を高めることは、乱流が大きくなりエアロダイナミクスに悪影響が生じるというデメリットと、体温の上昇を抑えてパフォーマンスを向上させるメリットの両方を伴います。
エアロダイナミクスと内部の空気循環の最適なバランスを見つけ出しヘルメットの開発に活かすため、ルディプロジェクトは風洞実験を実施しました。

以下、スポーツ医学者のRoberto Corsetti博士のコメントです。

トライアスリートやサイクリストの重要なレースは、蒸し暑い季節に行われることが多いです。このコンディションはライダーのパフォーマンスを少なからず低下させます。気温が30-32℃を超えて湿度も高い状態でレースやトレーニングを行うと、体温の上昇が原因で、心臓の血管、神経、代謝システムに大きな負荷がかかります。

また、気象条件は別にして、活発に運動すればするほど体温は上昇します。そして、アスリートの身体は、それに対応して様々な行動や生理学的な反応で体温の上昇を抑えようとします。
通常の体温は36.5〜37.5℃ですが、気温も湿度も高い状態で運動すると40℃にもなります。
41℃を超えると細胞の活動が低下します。体温が上昇すると、まず脳の視床下部にあるサーモスタットが反応し、発汗してその蒸発で熱を下げるなどの防御反応が起こります。

心臓は体中の筋肉、内臓、組織に血液を送り込み酸素を供給する役割を果たしています。気温や湿度が上昇すると、発汗を活発にするために皮膚に通常よりも多く血液を送り込まなくてはならず、その分筋肉に届く血液は減少します。
また、心拍数は上昇しますが、拍動ごとに血液を送り込む量は減るので、効率は悪くなります。

運動中に極端に体温が上昇すると、発熱を抑えようとして神経全体が反応します。健康へのリスクを抑えるため、できるかぎり発熱しないよう筋肉の働きを抑えるのです。その結果パフォーマンスが低下します。

無数の科学的な研究により、エンデュランススポーツにおいては、深部体温が大きく上昇すると脳が反応するまで時間がかかり、その反応の正確さも低下し、結果として身体能力が低下することが明らかになりました。
そして同時に、深部体温の上昇によるネガティブな効果を軽減するのに、頭部を冷やすことが有効であることも広く知られています。

また、更に研究が進み、頭皮を快適な温度に保つことができれば、たとえ深部体温が高いままであっても、頭部だけでなく体全体が心地良くなることが分かってきました。気温が高く湿度が高い状況で運動を続ける時には、疲労感の蓄積とその結果としてのパフォーマンスの低下を防止するためには、深部体温と同様に皮膚の温度も重要になるのです。

内部の空気循環に優れたヘルメットは、熱を体外に逃がすことにより、深部体温を一定に保つ体温調節機能をサポートしアスリートのパフォーマンスを高めてくれます。

タイムトライアルポジション 風速45km/h

  • ライダー体重75.0kg、バイク重量8.5kg、CdA0.250
    CdAとは、Cd:空気抵抗係数 × A:前面投影面積で算出される空気抵抗値です。
  • コースは、70.3アイアンマンを想定した500mのクライミングを含む90km、フルアイアンマンを想定した1,000mのクライミングを含む180km、の2つです。
  • パワーアウトプットはアベレージ200Wロングディスタンスのアイアンマンレースに参加するアマチュアアスリートの典型的なパワーです。
  • 使用するヘルメットはMサイズ

ロードポジション 風速45km/h

  • ライダー体重75.0kg、バイク重量8.0kg、CdA0.320
    CdAとは、Cd:空気抵抗係数 × A:前面投影面積で算出される空気抵抗値です。
  • 1,500mのクライミングを含む100kmのアップダウンのあるコース
  • パワーアウトプットはアベレージ250W強いアマチュアサイクリストの典型的なパワーです。
  • 使用するヘルメットはMサイズ

トータルセーフティー | 認証取得

転倒による怪我は、命に関わる可能性や、生涯にわたる重い後遺症を引き起こす可能性があります。ルディプロジェクトのヘルメットには、衝撃によるエネルギーが頭や体に伝わるのを防ぐため、衝撃を吸収もしくは分散できる最先端の素材が用いられています。

 

ルディプロジェクトのヘルメットは、EU加盟国共通の安全基準(PPER (EU) 2016/425、CE/EN 1078:2012+A1:2012)、米国の安全基準(CPSC 12.03)を満たしています。ルディプロジェクトのヘルメットやそのパッケージには、安全基準を満たし認証を受けていることを示す表示がなされています。また、認証取得を証明する書類はルディプロジェクトのウェブサイトからダウンロードできます。ルディプロジェクトのヘルメットは、製造現場でのテストはもちろんのこと、独立した認証機関によるテストも受けています。

 

ヘルメットの第一の役割は、ヘルメット自体が部分的に壊れたり、内側のEPSのフォームが潰れることにより衝撃を吸収しライダーの頭を保護することです。衝突の瞬間に頭や脳を効果的に守るため、リテンションシステムが壊れず最適な位置にヘルメットが保持されるかなど、様々な条件をクリアする必要があります。

ルディプロジェクトのヘルメットは以下の認証を取得しています。

CE/EN 1078
EU加盟国共通のヘルメットの安全基準です。最初に1997年に制定され、2012年に欧州標準化委員会(CEN)で承認されると同時に改正されて「EN 1078:2012+A1:2012」となりました。

CE/EN 1078は、視野の確保、衝撃吸収性能、あご紐やファスニング機能を含むリテンションシステム、製品へのマーキングや表示、などを包括する安全基準です。

CE/EN 1078の特徴

・衝突試験台は平坦と縁石の2パターン
・落下はガイド付きの自由落下
・高温、低温、ウェットのテスト環境
・平坦な衝突試験台への衝突速度:秒速5.42–5.52m
・衝突の重力加速度250g未満
・ロールオフテスト(保持性能の試験)
・リテンションシステム強度:瞬間的な力によりヘッドフォームから外れないことを試験

 

「CPSC/CPSC 12.03」
米国では、議会の指示により消費者製品安全委員会(CPSC)が1994年からヘルメットの安全基準を作り始めました。米国材料試験協会(ASTM)と共同で草案を作成し、パブリックコメントによる修正を経て、1998年2月に最終版が公表されました。その後1件の解釈書が出ています。1999年3月10日以降、米国で販売される全てのヘルメットがこの基準を満たす必要があります。
CPSC/CPSC 12.03は、視野の確保、衝撃吸収性能、あご紐やファスニング機能を含むリテンションシステム、製品へのマーキングや表示、などを包括する安全基準です。

CPSC/CPSC 12.03の特徴
・衝突試験台は平坦、縁石、半球の3パターン
・落下はガイド付きの自由落下
・高温、低温、ウェットのテスト環境
・平坦な衝突試験台への衝突速度:秒速2m
・衝突の重力加速度300g未満
・ロールオフテスト(保持性能の試験)
・リテンションシステム強度:瞬間的な力によりヘッドフォームから外れないことを試験

RP | 回転衝撃試験

ヘルメットの安全性に関わる研究グループはそれぞれヘルメットの安全性について独自の定義を持っています。そういった様々な専門家の知見を総合し、斜めからの衝撃を計測し数値化する基準を作ることで、従来よりも客観的なヘルメットの安全性についての枠組みを確立できます。この目的のために、欧州標準化委員会の頭部の保護に関する技術委員会とその傘下の8つのワーキンググループが、斜めからの衝撃エネルギーの吸収を計測する方法を確立しようとしています。

「CEN TC 158 / Working Group 11」と呼ばれるワーキンググループが直接この試みを推進しています。

ルディプロジェクトは、CEやCPSCといった国際基準を上回る最高レベルの安全性を備えた製品を生み出そうと挑戦してきました。そしてRP回転衝撃試験を採用することで、さらにその先のゴールを目指そうとしています。

RP回転衝撃試験は、ルディプロジェクトの独自の試験で、信頼と実績のある研究機関と共同で、回転しながら受ける衝撃を吸収するヘルメットの性能を計測します。欧州標準化委員会やECE22.06(モーターサイクル用ヘルメットの新しい安全基準)に着想を得て、実際の事故のデータや科学的な裏付けに基づいています。RP回転衝撃試験の合格基準は、脳障害のレベルを定義するアルゴリズムで算出された脳障害基準(BRIC)の値が0.68を下回っているかどうかです。

RP回転衝撃試験は、ルディプロジェクトの独自の基準で、回転しながら受ける衝撃を吸収するヘルメットの性能を計測します。この先進的なテストはまだ欧州標準化委員会やそのワーキンググループ「CEN TC 158 / Working Group 11」でも取り入れられていません。

RP回転衝撃試験の内容

・X軸、Y軸、Z軸のそれぞれで45°の斜めからの衝突
・秒速6mで衝突したときに、脳障害基準(BRIC)の数値が0.68を下回る
・グレード80の酸化アルミニウム研磨紙
・ヘッドフォームは摩擦係数0.3
・ワイヤレスシステム:3次元加速度計+n.3 ARS
・ヘッドフォームはEN960
・回転加速度のピーク、平行加速度のピークで、頭部外傷基準(HIC)、脳障害基準(BRIC)に基づいて測定

エゴス、ニトロン、スペクトラム、ヴェンジャー、ヴェンジャークロス、プロテラ+は、この試験に合格しました。

快適さのためのテクノロジー

頭部を保護するための科学的なアプローチはもちろんのこと、ルディプロジェクトは、通気性、フィット感、汗の吸収、サイズの調節、などヘルメットの快適さについても考え抜いています。

フロースルーベンチレーションシステム

高いパフォーマンスを維持するためには頭をクールでドライに保つことが必要です。
全体の形状、穴あきの配置、内部の空気の通り道に工夫を凝らしたルディプロジェクトのヘルメットは通気性抜群で快適です。
体温の上昇によるパフォーマンスの低下を防ぐため、熱の発散を最大化し汗の効率的な蒸発を促します。

安全性を高めるための反射ステッカー

ライダーの安全性を高めることこそ最優先の課題であり、そのための新しい手法の開発に常に取り組んでいます。道路上でのドライバーからの視認性を最大限高めるために、ルディプロジェクトの製品のほぼ全てに明るい蛍光色を使っています。
更に、全てのヘルメットに反射ステッカーを備えています。

調節式新型リテンションシステム

ミリ単位の正確な締め付けの調節、締め付け位置の高さの調整が可能で、包み込むようなを形状の新型リテンションシステムを採用し、抜群のフィット感です。

簡単に交換可能なストラップ

ライド後のストラップの洗濯、消耗したストラップの交換、おしゃれなオプションカラーのストラップへの交換、も簡単です。

INTEGRATED AIRFRAME

エアフレームの前パッドは、ヘルメット内での発汗を最小化し、通気性を高め、不快なにおいの発生を防ぎ、パフォーマンスを最高度に高めます。

EPS IN-MOLD CONSTRUCTION

インモールドテクノロジーにより、拡張性ポリスチレン(EPS)をポリカーボネート製のアウターシェル内に直接射出し、衝撃吸収フォームを作ることが可能になりました。その結果、衝撃に強く超軽量で通気性に優れた構造が出来上がります。EPS製フォームとポリカーボネート製アウターシェルの組み合わせにより、衝突の衝撃に耐えると同時に、衝撃エネルギーを分散しヘルメット着用者の頭部に伝わることを防ぎます。

HEXOCRUSH TECHNOLOGY

コーンヘッドテクノロジーに着想を得つつ超軽量にデザインされたヘキソクラッシュテクノロジーは、ルディプロジェクトの最先端技術の一つであり、かつてないレベルの安全性を実現しました。 ライナーは2層の異なる密度の素材で成型され、6角形のクッション構造が衝撃エネルギーを横方向や放射状に逃がすことで耐衝撃性能が向上しています。これにより、転落や衝突の際に頭部にかかる衝撃エネルギーを低減します。

HIGH-VISIBILITY COLORS

ライダーの安全性はルディプロジェクトの最重要な目標の一つです。私たちのヘルメット、サングラス、バイクウェアのラインナップはどれも、最高のパフォーマンスと安全性を発揮するようにデザインされています。最適の素材で製造され、明るい蛍光色のカラーリングで視認性を高めてドライバーの注意を惹きライダーの安全を守ります。

RSR 10 RETENTION SYSTEM

軽量かつ強固なRSR10リテンションシステムは、その包み込むような構造と縦横に細かくサイズ調整できる機能により、個々のライダーに完璧にフィットします。

INTEGRATION PROTECTION GRID

私たちのヘルメットは、EPS構造による内側と外側の2重の保護層が特徴としています。この保護層により優れた強度を誇り、衝突の際の耐衝撃性能が向上しています。

STRAP QUICK CHANGE

ストラップクイックチェンジ・ロックシステムは、私たちの最も革新的でユーザーフレンドリーな機能の一つで、セントラルとプロテラの2つのモデルに搭載されています。ワンクリックでストラップを取り外しでき、日々のライド後にストラップを手入れしたり、消耗したストラップの交換、オプションカラーのストラップに交換するカスタマイズ、等が容易になります。

UNIVERSAL DORSAL RIDGE

サメからヒントを得たドーサルリッジ構造により、まるでロングテイルヘルメットであるかのように、横方向の力を前方への推進力に変えることができます。横風に有利なように側面の面積を確保していますが、前方投影面積は小さいままです。

 

VORTEX KILLER SYSTEM

ボルテックスキラーシステムは、ヘルメット後方へ空気を真っすぐに流動させるよう開発されました。ヘルメットのジオメトリーと側面の通気孔を科学的に組み合わせ、空気抵抗と不安定さを生み出す空気の渦の発生を防ぎます。独自の流動経路の設計により、前方から流れてくる空気はコントロールされたスピードとボリュームで首や肩の上を流れます。

FLIP UP

フリップアップシステムは、気象条件による眼への負荷を最小化し、空気抵抗を低減し、完全に包み込むように眼を保護できる、ユニークで着脱可能なシールドを備えています。マグネットを採用した実用的な設計によりヘルメット着脱を妨げず、ロングライド時には曇りを防ぎ冷却効果を生み出します。

 

 

HELMETS SIZING/FITTING( ヘルメット内部の周長)

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